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Psychometry(触れた痕)のジャケット
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[Intro 1]

フェルミは言った
沈黙しているなら 
存在するのか

[Verse 1]

レコードの溝を縫うように
力を溜める
それは惑星を蹴った
ただの慣性だ
未知だけが燃え滾る
音のない真空冷たい沸騰
クラゲは誰の瞳に
透けている?
視野は満ちて輪郭となる

[Pre-Chorus1]

それでも意思は放射となって
グリーゼに辿り着く
沈黙した私は 
呼吸してるか
噤んだ言葉は 
生きているのか

[Chorus1]

フォトンは進んだ
解き放つこの慣性
創造の檻からすり抜けた
器は失くした意思だけが
軌道を保った
止まらぬこの慣性
揺らぎの私を突き抜けて
グリーゼの影を照らし出す

[Intro 2]

ハイゼンは言った
観測されるまで
世界はただの確率だ

[Verse 2]

指先で皮膚をなぞるように
息を繋ぐ
それは胸郭を超えた
ただの反射か?
揺らぎだけが燃え滾る
音のいない膜冷たい沸騰
シナプスは何に
感応するのか?
鼓動は満ち輪郭となる

[Pre-Chorus2]

それでも意思だけは放射となって
声門に辿り着く
観測された私は
ここにいるのか
閉ざした言葉は 
居場所を得たのか

[Chorus2]

フォトンは進んだ
解き放つこの慣性
確率の檻からすり抜けた
器は失くした意思だけが
軌道を保った
止まらぬこの慣性
揺らぎの私を突き抜けて
確率は像をここに見る

[Bridge]

放射が軌道を突き抜ける
鼓動が声門を駆け上がる
戻る地図がないなら
進むしかない
止まる訳がないなら
進むしかない
止まる訳がないなら
進むしかない

[Final Chorus]

フォトンは進んだ
解き放てこの感性
因果の膜から抜け出した
器は失くした意思だけが
軌道を突き破った
止まらないこの慣性
揺らぎの私を突き抜ける
触れた痕が私を貫き
意志となる
止まらないこの慣性
揺らぎの私を突き抜ける
触れた痕が私を貫き
意志となる

Track 08

Psychometry(触れた痕)

PSYCHOMETRY

観測と因果の膜を越え、触れた痕が意志へ変わる。

LISTEN / 楽曲を聴く

リリース日
UPC
700766620534
ISRC
QZZ7U2677217
レーベル
Happy Hands Records

About the song

この曲について

観測と因果の膜を越え、触れた痕が意志へ変わる。

人と接することも、言葉を発することも少なくなれば、声さえ少しずつ失われていく。誰からも感知されず、何の応答も返されないまま存在しているとき、それでも「生きている」と言えるのか。

その問いは、応答のない宇宙へと重なっていく。遠くへ信号を送り続けても、返事が届くとは限らない。

それでも、誰かに触れられ、何かによって変わった痕が残るなら、それは存在したことの証になりうるのか。

宇宙の沈黙を見つめながら、自分がここに存在していることを、どこで確かめるのかを問う。

Concept

宇宙の沈黙から身体の鼓動へ、触れた痕が意志になる

『Psychometry(触れた痕)』は、届かないかもしれない信号を宇宙へ放つ前半と、皮膚・胸郭・シナプス・声門を通して存在を確かめる後半を重ねています。宇宙が沈黙していても、言葉が閉ざされていても、放たれた光と触れた痕は進み続ける。その軌道が、存在したことの証明になります。

初めの語り手を動かしているのは、惑星を蹴ったあとの「慣性」です。しかし最後のサビでは、「解き放つこの慣性」が「解き放てこの感性」へ変わります。受動的に運ばれていた意思は、誰かに触れられた痕を受け取り、自ら進む意志へ変わる。科学的な言葉で組まれた世界が、最後に人間の感覚と決断へ収束する物語です。

沈黙する宇宙とグリーゼ

フェルミの問いから始まる前半では、存在していても応答がなければ、それを確かめることはできるのかが問われます。レコードの溝を縫うように蓄えられた力はフォトンとなり、器を失った意思を遠いグリーゼまで運びます。

観測される身体

後半では視点が宇宙から身体へ移り、指先、皮膚、胸郭、シナプス、声門が現れます。視野が満ちて輪郭になる前半に対し、ここでは鼓動が満ちて輪郭になる。外からの観測と内側の感覚が重なったとき、「私」は初めて像と居場所を得ます。

慣性から感性へ

「慣性」は、いったん動き出したものが進み続ける力です。けれど最終サビで解き放たれるのは「感性」へ変わります。止まれないから進むだけだった運動に、感じ取る力と選び取る方向が加わり、意思はより能動的な意志へ変化します。

停止しても、また進む

楽曲はいったん無音へ沈み、終わったように見えてから再び動き始めます。それは、躓きや断絶があっても「戻る地図がないなら進むしかない」という言葉を音で示す場面です。再始動の先で、触れた痕は因果の膜を越え、語り手を貫く意志になります。

Themes

作品をひらく言葉

宇宙 観測 意志
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