SEARCH THE ARCHIVE

サイトを横断して探す

楽曲名、歌詞、物語、Lore、言葉の背景から検索できます。

楽曲一覧へ
ポピュラスの神様のジャケット
歌詞を読む

[Intro]

ألف ليلة وليلة
闇夜をつなぐ旋律
ألف ليلة وليلة
身を晒した千夜の導き

[Verse1]

御座の戯れ
重なる影等が賭けを囁く
恵みがなくても愛せるか?
御手の内には邪神のランプ
ひと度擦れば
天火が地脈を砕き
不浄の熱が骨まで溶かした
神は焦土へ微笑んだ

[Pre-Chorus1]

奇跡と崇めて苦難を呼ぶ
ジンは命に従う 
塔は砂に霞んで
視界を眩ます
なぜ御顔を隠すか?
なぜ不信とみなすか?

[Chorus 1]

ألف ليلة وليلة
闇夜をつなぐ旋律
ألف ليلة وليلة
恐怖と理知に引かれて
祝福は信仰を歪め
捧げる謳は砂塵に呑まれた
聖典は生気を啜るほど 
生き血に塗れた

[Verse2]

御座の計らい
すばるの鎖オリオンの綱
旋風より神は問う
深淵の底を陰府の門を
測り知れるか?
天の摂理を従え
闇が初潮を迎える朝を
汝は感じ取れるか?

[Pre-Chorus2]

星読みが恐怖を束ねて
荒地を切り拓いた
星辰を辿り命を刻んだ 
神よ
なお御顔を隠すか?
なおも狂い
爛れた汚れとみなすか?

[Chorus 2]

ألف ليلة وليلة
闇夜をつなぐ旋律
ألف ليلة وليلة
凍てつく夜を灯した
たゆまぬ光は閉ざされ
威光だけが輝き続けた
聖典は大義を示すほど 
奈落に堕ちた

[Bridge]

シャハラザードは 
闇夜を繋ぐ
王と語らう神と悪魔の 
禁忌の賭け
神に抗う者と
私の夜明けは重なる
この一夜の願いが

[Final Chorus]

ألف ليلة وليلة
闇夜へ続く戦慄
ألف ليلة وليلة
邪神とランプの精
ألف ليلة وليلة
千夜の願いは 
嘆きの核に届いた
ألف ليلة وليلة
王は初めて 
夜明けを待ち続けた
ألف ليلة وليلة
失くした灯りは
ランプでさえ点さない
それでも
王の心に灯りが燈る

Track 09

ポピュラスの神様

THE GOD OF POPULOUS

『ヨブ記』と『千夜一夜物語』から、神と人の問いを描く。

LISTEN / 楽曲を聴く

リリース日
UPC
883369846317
ISRC
QT3FE2655841
レーベル
Happy Hands Records

About the song

この曲について

『ヨブ記』と『千夜一夜物語』から、神と人の問いを描く。

問い続ける人間に、神は沈黙の外から答えるのか。

Concept

奇跡ではなく、千夜の物語が王の心に灯りをともす

『ポピュラスの神様』は、世界を上から動かす神の視点と、その世界で苦難を受ける人間の視点を衝突させています。神にとっては御座の戯れや賭けであっても、地上では天火が地脈を砕き、命が失われる。恵みがなくても神を愛せるのかという問いは、信仰を試す側ではなく、試される側の痛みから発せられます。

その沈黙へ抗うのが、千夜にわたって物語を語るシャハラザードです。万能の力やランプの精でも戻せない灯りを、彼女は一夜ずつ言葉でつなぎ直します。王が初めて夜明けを待ち続けたとき、恐怖で閉ざされた心に灯りがともる。神の奇跡ではなく、人が語り、人が聴くことによって世界が変わるという結末です。

箱庭を見下ろす神

題名の「ポピュラス」は、神の立場から地形や民の運命へ介入する世界を想起させます。地上の人々が生きる現実は、御座から見れば動かせる箱庭です。奇跡と災厄が同じ手から放たれることで、救済と支配の境界が曖昧になります。

ヨブの問いと、旋風の声

すばるの鎖、オリオンの綱、深淵、陰府の門は『ヨブ記』の問いを受け継ぎます。神は旋風の中から宇宙の摂理を示し、人間にそれを測れるかと問う。しかし壮大な力の提示は、なぜ苦難が与えられたのかという人間の問いに、そのまま答えるものではありません。

信仰を歪める祝福

恵みを理由に信じるなら、その信仰は恵みを失ったときにも残るのか。祝福、威光、聖典が強調されるほど、恐怖と大義が人の命を呑み込んでいきます。歌詞は信仰そのものではなく、神の名によって苦難を正当化する構造を問い直します。

夜明けをつなぐシャハラザード

シャハラザードは、一夜ごとの物語によって自らの命をつなぎ、王と語り続けます。彼女の力は天火でも魔法でもなく、次の夜明けを待ちたいと思わせる言葉です。嘆きの核へ届いた千夜の願いが、世界を外から変えるのではなく、王の心を内側から変えていきます。

Themes

作品をひらく言葉

神話 宗教 物語
楽曲一覧へ